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津演劇鑑賞会とは

1.演劇鑑賞会とは

 日本の芸能・文化の公演はどうしても東京や大阪(せいぜい名古屋)が中心で、地方都市にいると良質の演劇を日常的に楽しむのが難しいというのが現実です。そんな壁を乗りこえるため、日本各地で会員制の演劇鑑賞会が作られています。津でも1962年に鑑賞会の前身となる団体が設立され、会員を増やしながら、また劇団と協力しながら、津に演劇文化を根付かせる役割の一端を担ってきました。
 この会の大きな特徴は会員制であるということです。つまり作品ごとにチケット売りをしていません。会員制であるからこそ、地方でも演劇公演が可能になるのです。津にいながら本格的な演劇を楽しめる、それが鑑賞会の最大の魅力です。
 また、東海・北陸地方にある鑑賞会でひとつのブロックをつくり、お互いに相談して同じ作品を同じ時期に上演するようにしています。こうすることで一定のステージ数を劇団に約束することができ、劇団も作品の上演に踏み切ることができるようになっています。鑑賞会はこのように劇団やブロックと会員ひとりひとりをつなぐ調整役もしています。
 このシステムは私たち鑑賞する側にとって大変大きなメリットがあります。地域の各鑑賞会が協力して作品情報を集め、本当に良いお芝居を選りすぐってから、津に呼ぶことができるからです。もちろん、好みは個々人で異なるため、いつも自分の趣味嗜好にあった作品を観られるとはかぎりません。しかし、さまざまなジャンルの良質な作品をバランス良く呼んでくることで、鑑賞会に入っていなければ出会えなかったであろう名作と遭遇することができるのです。
 こうして私たち鑑賞会では、年6回、本格的なお芝居を気軽に楽しむことが出来るようになっています。私たちとともに、暮らしのなかに演劇のある人生を送ってみませんか?

2.鑑賞会事務所のご案内  いつでも気軽にお訪ね下さい。

〒514-0027  三重県津市大門32-3 (津東宝会館2F)
  TEL 059-228-9523   FAX 059-228-9528   
  Eメール: tsu-enkan@bz03.plala.or.jp

専用駐車場はありませんが、近くに「だいたて立体駐車場」(有料、但し日中は30分無料)があります。